TOYOTA AE95G SPRINTER CARIB (1992) |
|
TOYOTA
AE95G.1.6lの4駆ワゴン. もちろん,クルマはマニュアルに決まってます. エンジンは名機4A.といってもレビトレの4A-Gではなく4A-F.バリバリの実用エンジン.確か最大出力は110ps,最大トルク13kg/mくらいだったような.これで1.2tの車体を動かすのだからやはり非力. しかし天下の三河自動車だけあって,街乗りには最高の環境を提供してくれます.2000回転までならすごく静かだし.そんな運転はしていないが(^_^;;; なぜこのクルマを買ったのかという話を少々. それにしても,最近,巷に多いぞAE95.信号待ちとかで,3台くらい並んでることがある.やっぱり,中古価格がこなれてきたせいもあるし(もはや底値で落ち着いたかな?),未だに続くワゴンブームのせいもあるんだろうけど.
みんな乗ってるから,みんなと同じじゃつまらない.そこで,一応モデファイってやつをしています.最初にしていたのが,「休日はキャンプだ! アウトドア仕様」.アウトドアブランドのステッカーを貼りまくって,システムキャリア組んで,ルーフボックス積んで,ってよくあるパターン. ワゴンだったら,今ハヤリの,「エアロパーツで武装&車高落とし&ウーハー仕様」じゃなきゃ,って人も多いかもしれないけど,AE95はパーツがないんです.しかも,カッコが無骨だから,ツルツルにはならないし.いや,そこがいいんです(キッパリ).あ,ウーハーは組んだけどね(オーディオは別
稿). 具体的には,フロントのウインカーレンズをオレンジに,リアのレンズ類をアウディっぽく全部レッドに(ここでダークにするとヤンキー),そして,ヨーロッパのパーツメーカーのステッカー(elf,MICHELIN)をフェンダーに..そんで日本車っぽいグレード名とかトヨタマークとかは全部消去.フロントグリルのエンブレムも撤去.そうして眺めると...うーん,トレビアーン(<バカ).でもタイヤは買った時についてきたオートバックスタイヤ(恥)なんだよね.ウソステッカーチューン. その後,いくつかのTRDのパーツを装着したこともあり,「ヨーロピアンかつラリーレイドにおけるワークスチームのサポートカー仕様」モディファイ(意味不明)を実行.
極悪になった顔つき
縦長テールランプを世界で初めて採用したのはこのクルマ.ボルボもマネした(?).
音楽が大好きな私,クルマに乗っている時も,踏切の音が聞こえなかったり救急車の音が聞こえなかったりするほど(単なるメイワク者>俺),音楽に包まれながら運転しています. で,まずはヘッドユニットから交換.SONYの2DIN一体型のCD&TAPEのモデル.MDは,自分で編集したマイベストを高音質で聞ける,というメリットがありますが,自宅にないので意味がない(涙).というかそんな用途ならCD-Rで十分.ちなみにKenwo●dのカーステのCDプレイヤーはRが読めないらしいので注意.
ただ,AE95は設計が古いこともあり,スピーカーの直径が10cmしかない.今のクルマはたいてい16cmあるので,それだけでも低音がでるのですが,これではショボい.そこで! バイト代はたいて,KENWOODのウーハーを積みました. 「そのための」ワゴンですから. ただ,あいにく,「全日O・音圧協会」とかではないので,「低音不足を補う」だけでよい,と判断し(っていうか予算が...),ちっちゃめのウーハーを,荷台にちょこん,と. で,CDをかけてみると,「ぬおおおおっ!」じぇんじぇん違います.特にクラブ系の音楽(もっと限定すればTR808,909のバスドラ)の低音が心地よい.このクルマのエンジン,結構まわすとうるさいんですが,それでもちゃんと低音が聴こえる! しかもベースラインがくっきりと.これはいいです.ただ,後席の人は,ちょっとうるさいかも... そうすると次に気になり出すのは,高音.ウーハーだけだと,さすがに低音がこもって聞こえてしまいます.そこで誰もが考えるのは,「ツイーター」をつけること.この高音専用ユニットをつければかなり改善されるはず.が,ツイーターは安くても¥8000くらい.ウーハーで金を使い果
たした貧乏学生の私は,どうしようもなくなっておりました.そこでふと立ち寄った,泉加茂の「トスOム ビバ」.ここのカー用品コーナーに,夢のような値段のツイーターが! 「FUSION」という,得体の知れないメーカーのものだが,¥1980! こんなにも違うものか! ちょっと高音がシャキシャキ耳障りなところはあるものの,それはそれ.値段以上の存在感です.ちゃんと目の前に音像が定位 する気持ちよさ.今まではなんか,下の方から聴こえてくるなあ,って感じだったのに.これでまた,理想の音に一歩近づいた... ここまで来ると,あとは遮音性能をあげるために地道な努力をするしかないんだよね.
あれは忘れもしない1997/9/24くらいだったかな(<忘れてるやんけ!). 前期のテスト期間も終わり,明日から秋休みだぜヒャッホー!(と言っていたわけではない)って感じで,家庭教師を終え,自宅へ愛車を飛ばす俺.少し雨が降っていて,いつもより少しクルマが多かった事を除けば,それはいつもと変わらないバイト帰りの状況だった.帰ったら即,バンドの練習に行かなくてはならない俺は,買ったばかりのウーハーを鳴らし,Color Clubの新譜を聴きながら家路を急いでいたわけである. 柳生あたりにさしかかったとき,ある交差点で,その悲劇は起こった. 突然対向車線から右折するシルバーのEGシビック! もう遅かったが,渾身の力を込めてブレーキを踏む.しかし濡れている路面
.完全にタイヤがロック. こういう時,人間って意外と落ちついていられるモノだ.すぐにエンジン(まだ生きていた!)停止.相手の無事を確認.非常三角板(っていうのか?)の設置.警察への連絡.相手の連絡先確認. 警察が来て現場検証.我が愛車は完全に自走不可のため,レッカーの手配.それで,なんだかあっけなく事後処理は終了.友人に迎えに来てもらい,バンド練習に向かう.「もう,クルマがある大学生活はおくれないだろうな」と思いながら. 数週間後,保険会社からの示談結果が提示される.思ったより向こうの負担額が大きい.これは! と一縷の望み.そして,板金屋さんと交渉の結果
,AE95G復活決定! エンジンは死んでなかったみたいだ.
この事故で,このクルマのブレーキの弱さがかなり明らかになった.買ったときから思っていたけど,95に乗ってる人って,みんなこう思っているのだろうか? あと,やっぱABSはほしいぞ,と.タイヤがロックしてしまったら,もうあとは,迫り来る障害物をただ見ているだけになってしまうもの.世の中,人間ABSなんて芸当ができるのは,どこぞのとうふ屋の息子くらいなもんでしょう(笑).それと,今回再認識したのが,シートベルトの重要性.これがなかったら,たぶんこのページはないです(寒). で,せめてもの気休めとして,ちょうど交換時期だったブレーキパッドを強化品に交換することにした.使用したのは「TRDスポーツブレーキパッド」.安全運転,とはいっても,峠を走ったりもする(気分の時もある)ので,信頼性のあるストリート用のパッドを入れてみた.結果
は上々.ブレーキを踏んだ,初期のタッチがかなりしっかりしてきた.ただ,このクルマ,リアはドラムブレーキなんだよね...サイドターンするならともかく. 昨日,晩ご飯を食べに友人と泉の「すき家」に向かって走っている途中,ついに距離計が77777kmを記録! っていうか,気づいたら77778だった...くやしい... なにはともかく,ずいぶん一緒に走ってきたものです.記念に今週末にでも,いいオイルを入れてやろうかな.エレメンントも交換しなくちゃ.っつーか洗車しろって.
1998/8/29 ところで最近オイルを入れ替えました.ついにあこがれのelf.スポルティTXIを入れてみました.やはり値段と耐久性のバランスからも,部分合成油がイチバン. そんなこんなで今回は,フランス人としては(<バカ)当然のelf.ルノーのカップカーとかを見ると大抵,elfのステッカー貼ってあるもんね.今回は安めに(というかこのクルマにそんなにいいオイルは無意味),スポルティTXIを入れました.ま,この前のBPと値段的にあまり変わらないこともあってか,劇的な変化はなかったものの,あいかわらず調子よくブン回ってくれます.ただ,季節をみこんで,この前(15W-40)よりやわらかいの(10W-30)を入れたのに,燃費が悪化(リッター8)したのはどーゆーこと?
雨の日にどうにも嫌なのが,サイドミラーについた水滴.高級車なら熱線が入ってたり,電磁波を照射(?)したりして雨滴をはじいてくれるのですが,もちろん我が愛車にはそんな機能はあるはずもなし. 先日,雨の夜の車庫入れで,あまりの視界の悪さで放置原付にぶつけてしまい,これはなんとかしないと,と考えていました. そんな時話題になったのが,TOTOの新製品,「HYDROTECT FILM」.TOTOと言えばジェフ・ポーカロじゃなくて陶磁器ですが(寒),この会社が何を思ったか,自動車用品を出したらしいのです.しかもこのフィルム,イオンやら分子やらの働きでフィルム表面 に「超親水性皮膜」を作り,水を弾くのではなく,水を平滑にならす,というものらしい.値段も安かったので(イエローハットで600円くらい),だまされたと思って買って貼ってみました.貼り方はウインドウフィルムとかと同じ要領. で,しばらく晴天の日が続き(太陽光をしばらくあてないと反応が起こらないらしい),ついに念願の(?)雨.クルマに乗り込んでみると...すばらしい.フィルムを貼った部分だけ,水滴が一滴もない!これはメッケもんでした. ただこのフィルム,有効期限が3ヶ月らしい.あと,重大な欠点.サイドのガラスに,はっ水処理をしないと,せっかくミラーには水滴がないのに,ガラス上の水滴によってミラー自体がよく見えない....
我がAE95Gの車検を7月に迎えるにあたって,次なる愛車を探すか,または延命して乗り続けるか,非常に迷っていたわけで. まず1番ヤバいポイントは前のショック.もうすっかり抜けている.しかも左前ショックの上部にあるハイトコントロール用のオイルの入口(だと思う)からオイルがもれている.よくわからんがとにかく危険な状態.これは早めに換えないと. というわけで,卒論も終わったことだし,ついに作戦実行. で,組んでバランス取りをしていざカリブ君に履かせてみると... まだまだ延命工事は始まったばかり.
純正だけあって(AE101用だが)バツグンのフィット感.
1999/4/15 ついに距離計が88888kmを記録.しかも偶然にも(マジで)トリップメーターも88.8kmというすばらしい並びとなった. ついでに(?),スモールランプが1個切れてたので,自分で交換することに.「2倍の明るさ」という電球に交換しようと思って,最近名取に新しくオープンしたカー用品店に行ってみたところ,「白い輝き」という,つまり色温度が高いホワイトバルブが売っていて,急きょ,それを購入.で,ホワイトバルブの色を体験してみたくて,オレンジに塗ってあったウインカーレンズ(スモールライトと共用している)をクリアに戻す.夜になってつけてみると... 白い.最近はやりのHIDのバルブみたいな色である.
全部8です.これを撮るためにわざわざ,路側帯に車を寄せてる俺って...
さてAE95G,「まだまだ乗るための延命工事」として,いろいろなパーツを交換して いくことに決定し,まずはタイヤ&アルミ交換したわけで(↑). で,次にまずやらなければならなかったのが上でも書いてたショック.抜けきってフニャフニャ.というわけで,どうせ交換するならスポーツショックをおごりたい,と思い,新品純正ショックとTRDの95用ショックを見積もってもらう. 見積もりを見てびっくり.純正だと工賃込みで7万弱.TRDだと約11万... ちょっとこれはつらい. 財政難ゆえ,「純正でも新品ならシャッキリした乗り心地が楽しめるだろう」と,純正ショックを発注.ハイトコントロール付き,ということで,純正ショックの値段のくせに一般 車の社外品ほど値が張るのは困ったもの. しかも今回はおまけ付き.ショック交換時,ハイトコントロール用油圧シリンダの故障が判明.このシリンダだけでまた出費が1.8万プラス...痛たたた. それにしてもこの車高調システム,シトロエンのハイドロじゃねーんだからトラブるなよな.いや,普段めったに使わない機能だけに,ある意味ハイドロよりタチ悪いかも. で,作業完了の連絡.ディーラーに取りに行き,仕上がってきた95のシートに座る.
座った瞬間...「うへぇ」. で,次.ブレーキ.さんざん効かない効かないと騒いできた95のブレーキ,そろそろ年貢の納め時,というわけでフロントキャリパーオーバーホール&フルード交換.工賃込み約10000円也. 今度はエンジンのリフレッシュ. とりあえずジェームス自慢のBUILSTEINのエンジンフラッシングシステムで,エンジン内のカーボンやスラッジを完全に取り除くことに.黄色と青のビルシュタインのフラッシングマシーンがエンジンルームに横付けされ,透析を受けるみたいに,一定温度に暖められたフラッシングフルードが脈動的にエンジンに入り,汚れて出てくる.こりゃあきれいになりそうだ.で,20分くらいで作業は終了.ビルシュタインのショック入れてなくても,これ使ってフラッシングしたから,ビルシュタインのエンブレム貼れるかな?
そうなりゃ今度はパワーアップさせるしかないでしょ.
黄色のプラグコードで一気にやる気アップのエンジンルーム
そしてラスト.一番大物.クラッチディスク&カバー,レリーズベアリングを交換. ここまでやってきたAE95Gのリフレッシュ(っていうかもはやライトチューニング?),
最後の仕上げは定評ある,エンジンのマイクロロン処理.
ついに投入してみました.魔法のケミカル,「マイクロロン」.
まずしばらくタラタラと流し.それが終わったら3速3000回転キープ,4000回転キープ,さらに2速5000回転キープ,さらに1速6000回転キープ,と各回転数で一定時間の定常走行.最後までやるまでに,早くも効果 を体感. まず,エンジン騒音が少なくなった(感じ).さらに,アクセルに対する回転のピックアップが鋭くなってる.そして一番の驚きは,このエンジンのトルクの山を初体験したということ.4000ちょい前で一番トルクが出てきて,そこからトルクカーブが落ちるという感覚がはっきりわかった.なによりシュンシュン回るんですよエンジンが.エアクリ,プラグコード交換がこれによってさらに生きた,という感じ. パワーは相変わらずないけれど,とにかくブン回すのが楽しいエンジンになって楽しすぎ. ただ,その分以前より高回転を多用するようになったので,燃費は今までより悪化しています(^ ^;;; ▲
仙台はそれほど雪国ではないのだけれど,やっぱり冬になるとスタッドレスは必需品.頻繁にボードに行く私としてはやはりスタッドレスもこだわりを持って選びたいもの.で,選んだのは韓国製のSKIDLESS
TIREであるSNOW DANCER TZ.韓国製とあなどるなかれ,最近はだいぶ技術も進んでます.で,このタイヤ,何が売りかというと,普通
のスタッドレスではない,ということ.スキッドレス,ですから.クルミの殻を入れてみたり,溝を深くしてゴムを柔らかくしてみたりしてる国産のスタッドレスと違う概念でタイヤを作ってます.凍結路でタイヤが滑べるのは,タイヤに押されて融けた微量
の水が,雪とタイヤの間の摩擦係数を低くしてしまうのが原因.それならば,その水をしっかり排水してしまえれば滑べることはない.という論理に基づき,タイヤの表面
に樹脂性のブラシを埋め込んでいるわけです.そのブラシ,普段はタイヤからでっぱらない状態にあるんだけど,重量
がかかってゴムが潰されると,タイヤ表面から出てくる.そんで路面の水分を吸いとり排出するという原理.見た目は,昔のスパイクタイヤみたいな感じ.ブラシがたくさんん付いてるので走行時のタイヤノイズはちょっと大きめです.
AE95G冬仕様の姿.ちなみに車高調はHighの状態.
同じく後ろ姿.最近テールとバックランプをハーフスモークにした.
▲
出合いがあれば別れもあるのが人の世の常.というわけではないけれど,永年連れ添ったAE95Gとの別れの時がやってきてしまいました.就職に伴う上京>会社の寮へ入寮,しかし寮の駐車場は空きナシ,そしてカリブの車検は7月.という要因が重なり,泣く泣く手放すことに決心.
全国のカリブファンが集うサイトはこちら |
|||||||||||||||||||