サークルゴールド。
それは、山田玲二のコミック「Bバージン」内に登場する、伝説の女殺しの主人公が運営するナンパサークルである。
このサークル、男共の熱い欲望をベースに、コンパ、西表島への旅行、スキー合宿などのナンパ企画を敢行、そして。。
って、ここはマンガの内容を語るページじゃなくて。

このマンガを読み、「これはいいかも!」と勘違いした、東北大学工学部のもてない新入生数人。
彼らが作ったサークルの名がまさに、「サークルゴールド」だったわけである(まんまやん)。
で、このサークル、どうなったかといえば。。。隆盛を誇りましたねえ。
「鬼の新歓コンパ男女比20:80事件」とか、下心むき出しの「蔵王・スキー合宿2Days」、「いわき四倉子供の村・サイクリングコースでウハウハ肝試し」とか、いろいろありました。
でも、そんなナンパなことだけじゃなくて、東北大工学部の新入生の授業のために教科書ガイド(全部の問題を自分たちで解いて、完璧に製本して販売し、莫大な利益を!)とか、新入生用の「仙台ガイドブック」(一部このHPに転載)を作って売り、これまた儲けたり、と(商業的で)アカデミックな活動もしてきたわけ。

で、このサークル、なぜか1年後につぶれるが、その志を継いだ次の新入生が、ゴールドの残党達と共に、今度は「温泉サークル・ゆ」を結成。
活動内容は、今までのモノに「温泉旅行」を加えただけ、という稚拙なウリにもかかわらず、またもや大盛況。 「新歓コンパ男女比30:120」という新記録を打ち立てることになる。

その後も「岩手山麓キャンプ&小岩井牧場&田沢湖旅行3日連続大雨事件」「鬼首温泉郷・大雨の中で露天風呂事件」「やっぱり雨降り、秋保でバーベキュー大会」など、強力雨男「M木」に祟られ、このサークルの快進撃は続くが、獅子身中の虫、サークル代表K山にめでたく彼女ができ、その結果中心メンバーの団結が崩れる、という皮肉なオチがつき(爆)、やはり1年でつぶれてしまうのである。

が、今でも、その手のサークルの人間の間では、これらのサークルは、伝説と共に(反面教師的に)語り草になっており、「元ゴールド」という肩書きは、かなりの力を持っているのである(ほんまかいな)。