ひとがふれるぶぶん

    何だかんだ言っても、やっぱりエクステリアのモディファイって「乗っちまうとわかんない」所がある。
まぁ、見られてる快感(妄想)!ってのは人によってはあるのかもしれないけどね。
また、たしかにマフリャーや足を変えることで、五感で感じられる変化ってのはあるんだけど、やはり一番変化を実感できるのは、運転していて常に触れている部分でしょう、と。
常に触れている部分といえば、3種の神器。ステアリング、ペダル、シフトノブ。

XTのステアリングは樹脂性
握りがある程度太いので使いやすくはあるんだけど、使い込んでくるとツルツルになるし、
なにより手に汗握るようなシチュエーション(あるのか?)ではズルズル滑ってこわい。

XTのABCペダルは樹脂性
ミニマムなフットスペースに合わせ(?)かなりミニマムな大きさ。
ドライな状態では問題ないグリップ感なんだけど、雨が降った時にはクラッチペダルが滑って結構ヒヤッとすることがあった。

XTのシフトノブは樹脂性
なかなかファニーな形状で、大きくて使いやすいんだけど、シフトストロークが激長い上にシフトの感触がグニャグニャ。
まぁ大衆車にHONDA S2000並みの(今まで試乗した国産車の中で一番よかった)スポーツシフトのフィーリングを期待する方が間違ってんだけどね。

ということで、これら、XTの3種の樹脂を交換してみようと思い立つ。

まずステアリング。
いくら慣性マスが大きかろうとエアバッグは殺したくないので(保険はエアバッグ割引適用してるし)、エアバッグ付きで交換できるステアリングと言ったら1つしかない。
それすなわち上級グレードの純正パーツ。
で、ヤフオクでS16のステアリングが格安で出ていたので迷わずゲット。
ヘインズのマニュアルは持っていたけど、エアバッグあぼーんが怖いのでディーラーで交換。工賃3kくらい。
外した樹脂ステアリングはヤフオク出品。XT乗りさんの交換用としてお譲りしました。

交換後、シートに座り、ステアリングを握…
(゚д゚)ウマー
手にやわらかく吸い付く柔肌のような感触
握れば握った分適切な反力が帰ってくる、絶妙の弾力性
いくら汗ばんだ手で握ってもドライ状態と変わらないこのグリップ感!
その結果、樹脂ステより確実に、考えた分だけステアリングを回すことができる、当たり前の喜び!
そしてなにより、いつまでも握っていたくなるこのモチモチ感(激謎)!
これは盲点でした。たかがステアリング交換、されどステアリング交換。
このハンドルをしっかと握っていたいがために、ドラポジ変わりました(俗に言うオバポジへ)。

次にABCペダル。
前述の通り、右ハンの206のフットスペースは本当にミニマム。
ブーツなんぞ履いた日にゃあAとBを別々に踏むことすらできない(まぁある意味常にH&Tなわけだが)。
カー用品店を見てみても、国産車用の、いかにも「H&Tしやすくするために幅をワイドにしてみますた!」とか、
見た目が「モビルスーツ用リニアシートでつか?」的なゴツいのが多い。
アクセルペダルに可動式フィンがついてるH&T用ペダルなんて、ファンネルつけたνガンダム…。
こんなの206につけても、ABC同時踏みしかできなくなってしまう。
そんな中、一番安っぽいやつで、いいのがありました。
その名も「軽自動車用」
サイズはドンピシャ!しかもペダルカバー自体はアルミ鋳造なんだけどかなり薄く作ってあるので、自分で万力で曲げられる。
結果、実はかなり湾曲している206のクラッチペダルにも余裕で対応可!
ということで、今までよりちょっとだけ大きくなり、滑り止めがついたペダルのおかげで、確実なペダル操作ができるようになり、安全運転へまた一歩近づいてみたり。

最後、シフトノブ。
シフト操作をより快適に行うためには、
 ・ショートストロークシフトに換装→ストロークの短縮
 ・シフトノブの重量を重くする→シフトフィーリングの変化

という対策が考えられる。


206用のショートストロークキットは、単に支点を変えるだけのお手軽キットと、ベースから交換する本格的なものがある。
お手軽キットは、値段が安いのが魅力なんだけど、実際つけた人の評価はイマイチ(つけても外しちゃう人もいるみたい)。
本格キットは、値段高すぎ。

ということで、せめてシフトフィーリングだけでも改善しようと、シフトノブを重いものに交換してみることにした。
S16とかXSの純正シフトノブも考えたんだけど、純正部品高すぎなのであきらめ。
ちょうど新木場RACでスパルコ製品20%オフセールをやっていたこともあり、S16に対抗!というわけでもないが、アルミ削りだしのモノをチョイス。

さて付けようか、と純正のシフトノブを取り外そうとするが…取れない
ウェブで調べると、「とにかく引っ張る」と。
とにかく引っ張ってんだけどなぁ。びくともしない。
シフトリンケージぶっこわしちゃうんじゃないかと心配になるくらい引っ張っても抜けない。
しばし悩んだ末、シフトノブ根元からカッターで裂け目を作って引っこ抜く作戦へ移行。
30分の格闘の結果、ようやく抜けました。「大きなかぶ」かっつーの。
そして次に現れたのは、白い樹脂性の筒型の部品。
シフトレバーの先っちょにネジが切ってあって、こいつはその上に強力な接着剤でベットリついている。
これも、カッターでバリバリと砕きながら破壊。
もう再使用はできないけど、いいよね。交換するんだし。

で、新たなシフトノブのフィーリング。
ノブ自体の長さが短くなったので、ストロークはちょい短くなりました。
そんで、ノブが重くなったこともあり、シフトフィーリングは「ゴクッ」って感じに変貌。悪くないです。
ただ、1速が遠いよ…。よいしょ!って気合入れて1速に入れる、という感じ。
やっぱり将来的にはショートストロークキット入れてみようかなぁ。
でも所詮XTなんだよなぁ。やりたいことは1速を近くにするだけなんだけど…。