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【ジャンク再生中】南東北の遊撃手(マイクロエース ED78) 2008/11/21

Posted by むき in : Railways, Models, EL , trackback

奥羽線にてEF71と重連で、または仙山線にて単機で旧客&貨物運用にと大活躍したED78。
奥羽線内で固定運用されていたEF71(山形新幹線工事時期に、重連で東北線にてあけぼのを牽引したというイレギュラーもあったけど)や、磐西線内固定運用のED77と比べ、そのパワーと軸重の軽さからオールマイティな活躍をしていたカマです。

このED78、Nゲージでの状況はというと、マイナーなカマだけあって全然×。
遥か昔、復帰前のマイクロエースが出していた、EF64-1000やEF71と動力を共通化した「ED78風」モデル。
さらに新生マイクロが同金型を使い、走り装置のみをリニューアルして発売した(とカタログには書いてある)モデルが一番メジャーか。
しかしコレ、リニューアルしたとは言っても、EF71と動力ユニットを共用していることは変わらず、全長が長め。
しかも、ディティールがこれまたショボい!
スカートは申し訳程度だし、スノープロウもないし。窓ガラスも奥まってるし。

一方、スケールの正しさをウリに製品化されたのが、キングスホビーの金属製モデル。
動力にTOMIXのED76用を使うことで、中間の従台車をそのまま利用できて全長もスケール通り、というモデルだったようです。
しかしコレ、既に絶版。
中古市場でもほとんど見ないし、稀に見つけても高値、ということで、現在手に入れるのは絶望的。

一番期待するのは、EF71を製品化しているTOMIXが、オハ61系の製品化に合わせてED78も製品化!的流れなんだけど、そんなニュースは全然なし。

もちろん、KATOの交流機は現在壊滅状態だし。。。

と、そんな時。
某店ジャンクコーナーにて、マイクロエースのED78(リニューアル後)が、同じくマイクロのEF71と並んで置いてあるデナイノ!
勢いで両方買ってしまおうかと思ったものの、71は現状TOMIXの前期/後期型があるし、今欲しいのはED78!ということで、「ナンバーなし」という状況とはいえ、あまりの安さに即買い。

…全長がオーバースケール?
そんなの、KATOのEF65と並んじゃえば関係ないって(並びません)w
ちなみに、TOMIXのEF71と並べると、さすがに71よりは多少短いみたいですね。

ということで、帰宅して動作チェック。
灯火は正常。
しかし、動力が。。。
静かだし、ギクシャクすることもないんだけど、いかんせんスピードが上がらない。
しかも、走行方向によって、そこそこスピードが出る向きと、パワーパックのツマミを全開にしてもトロトロとしか走らない向きがあります。
うーん、こりゃ確かにジャンクだわ。
スケールスピード的に考えても、本線走行時のスピードじゃない。

集電、駆動系はキッチリ働いてるっぽいので、悪さをしていると言えば、マイクロエース得意の中華油(ひどい品質のグリス)、もしくはモーターそのものか。片方向にはちゃんと走るということは、やっぱりモーターか?

これはおそらく治るだろ、という根拠のない自信の下、全バラ作業開始です。

マイクロの旧金型のカマって、ボディと動力がネジで止まっているのが特徴(昔のTOMIXのDF50とかでも見られましたね)。
バラし方は、一般的な「ボディの裾を広げて動力を抜き出す」という方法ではなく、屋根板を前後方向にスライドさせて外し、そこに登場するネジを緩める、というユニークな方法。
これ、Webの諸先輩方の情報を読んでなかったら絶対知らずに力でバラし、ボディ割ってたわ。。。
まさか屋根から外すとはね。

dsc00023.JPGdsc00024.JPG

で、ボディを外してしまえば、あとはKATOの旧動力に似てる感じ。
はめ込んであるだけのスカートを外し、LとRのダイキャストを止めているネジを二本外すと、パカッと割れて台車、モーター、シャフト等が全部外れます。

…それにしてもキレイな内部装置!(皮肉です)
なんですかこの油は。
半練状態のネトネトしたグリスが、台車内、ウェイト内に固まってベットリ。
これだけでも相当な走行抵抗になるねぇ。

ということで、まずこれを、レールクリーナーを浸した綿棒で丁寧に取り除いていきます。
台車も、まんま昔のKATOタイプだね。プラの台車枠内にダイキャストの集電ブロックが入ってるやつ。
これもバラして、グリスまみれのギアを外してきれいにしていきます。
ついでに電気接点になる部分もピカピカに。
台車までバラすことなんてめったにないので、輪芯をこの時点で艶消し黒に塗っちゃいます。

あらかたキレイになったところで、モーター単品の通電チェック。
パワーユニットに直接繋ぎ、電圧をかけてみると。。。

あー、やっぱ原因はモーターでしたか。
正回転と逆回転で、同一電圧をかけた際の回転数(音)が全然違う。
完全に終わってますね。

ということで、モーター交換〜。
マイクロのモーターは、TOMIXのモーターのパクリとよく似ているので、TOMIXの補修部品が使えるのです。

ここで登場したのは、ストックしてあったTOMIXのM-5モーター。品番0611の、20m級電車用のもの。
本来は、M-4という機関車用の5極モーターを使うべきだったのかもしれない(サイズはたぶん同じ?)けど、たまたま手元にあった0611を使っちゃいました。結果は全然オーライ。
M-5モーターの軸に付いているプラパイプは簡単に外れるので、これを外し、元々のウォームギア&シリコンチューブに接続。
端子を下向きに入れないと、パワーパックでの進行方向と逆になっちゃうので注意。

あとは、全体を逆の工程で組立て、タミヤのセラミックスグリスを台車ギアボックス、動力ユニットのウォームギアにチョンチョンと。

以上で、とりあえず動力再生は完了。

レールに乗せて走らせると。。。

「TOMIXのカマの音がする!!」

TOMIXのカマのジャージャー音って、スプリングウォームがブレる音がほとんどなのかと思ったけど、実は富モーターの発する音も大きかったんですねぇ。
元々のマイクロモーターの方が静かっていうのが意外。
でもこのTOMIXのモーター、うるさいとはいえ加減速もスムースだし、牽引力もアップするからね。
しばらく走らせ、グリスが馴染んでくると、幾分静かになりました。

ということで、どこにでも安心して持っていける心臓と足を持ったカマに早変わりしたマイクロのED78。
ジャンク再生はこれだから止められないんだよね〜。

さーて、あとは見た目だな。

まず手始めに、究極にカッコ悪い、やっつけ気味なスカートをKATOのED75のASSYに交換したいんだけど、最近市場で見かけないのよねぇ。。。
スカート&カプラー&スノープロウが一気に変わると、見た目が激変する予感。
というか、ナンバープレートも調達しないと。
あとは、高速で走らないと明るくない「ムギ球ヘッドライト」をLED+CRDに交換しましょ。
仕上げは、信号炎管の別パーツ化と屋上機器の塗装くらいかな。

…と、こんなことをやってると、せっかく安く手に入れたカマなのに意外にコストかかっちゃいそうな悪寒。

【追記】

またもや見つけちゃいました。ジャンクのマイクロED78!
パンタ破損、ナンバー貼り付け済、走行ギクシャク(手で押さないと走らない)という状態だったので破格で捕獲。
パンタはハナからTOMIXのに交換前提だし、今度は重連用のT車とするためモーター抜いちゃうし、走らそうと思ったらTOMIXモーター移植という技があるし、なによりナンバー付き(キレイに貼り付け済で、しかも残りアリ!)なのがポイント。
そう、この残りのナンバープレートを、もう1両のナンバーなしED78に貼っちゃえばいいじゃーん。
ナンバーだけを500円とかで買うより、この方が何倍も楽しめるもんね。

ということで、最大の懸案はスカート交換なんだけど、ホントどこにもASSY売ってないのよねぇ(総本山にもない)。
スカートのために75や79のジャンクを買うのもアレだし。。。
どこぞの地方模型店あたりにポツンとASSY売ってないもんですかねぇ。

そんなわけで、現在レストア作業は座礁中。
とりあえず、EF71とかと並べて福島機関区ごっとをやってみたり。
こうやってみると、やっぱTOMIXのEF71はむちゃくちゃカッコいいねぇ。手すりとジャンパくらい別パーツにしてあげようかな。



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