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【信越】EF62をディティールアップ【東海道】 2010/04/19

Posted by むき in : Railways, Models, EL , trackback

RIMG0031.JPG国鉄型新性能電機(新性能っつっても既に登場から40年近く経つんだけどね)の中で何が一番好きかと聞かれたら、迷わず「ロクニ」と答えます。
リアル消防の頃より、トーホグ地方から碓氷&鶯谷(上り「能登」狙いね)に通ってました。
今でも碓氷に行ったら、もう動かない54号機に真っ先に挨拶に行きます。
ケータイの電話番号下4桁にはこの形式名(+ある特定機のナンバー)です。

・・・そんなロクニLoveな俺、その思い入れの強さがゆえに、Nではなかなか手を出せなかったんです。
ただ、「いつかきちんと作ってやろう」と、ジャンク含め10数両のロクニが押入れに眠っているのも事実。

なんか最近、KATOもTOMIXも電機のリニューアルを積極的に進めてるので、こりゃ数年以内にはロクニも来るんじゃないかなぁ、という気もしないでもない。
それを待つのが賢いんだろうけど、なんかそれまでにこの在庫になんとか手をつけておきたい気もする。

ということで、「まぁ何両もあるし、一台くらいツブしてもいっか」的なノリで、今後の加工の方向性を探るべく、試作してみることに。

実験台となるのは、ジャンクで入手し、既に36号機のナンバーが入ったTOMIX製のもの。
この製品、古いながらもイメージ把握は非常に秀逸。
正直、後発のマイクロ製品より遥かに似ています(マイクロも悪くないんだが、正面窓がデカすぎ&フィルタ造形がダウトで、実車見てないだろ感満載)。
ロクニ独特の傾斜した前面窓(最近、西武2000系の前面窓を見るとロクニを思い出し遠い目をしてしまう←それはビョーキだ)やC+C配置の足回りなんかもキッチリ再現されてるしね。

では、早速いじっていきましょう。
現代のカマ製品と比較し気になるポイントは、

・カプラーが台車マウントで、スカートの切りかきが大きく、ロクニ独特のしゃくれたスカートの印象が弱い
・テールライトが着色のみでレンズなし
・(当然だけど)手すり表現なし
・信号炎管、ホイッスルカバー等がボディ一体
・側面窓ガラスが省略されている

くらいか?まぁ動力がスプリングウォームなのは仕方ない。

後に控える両数が多いこともあり、あまり手をかけすぎると、今後大量加工ルーチンが回らなくなるので、必要最低限の部分のみ手を入れましょう。

実施したのは、

・カプラーボディマウント化(ケーディーを利用)
・スカート&スノープロウ形状修正
・テールライトにレンズ入れ
・手すり、信号炎管、ホイッスルカバー別パーツ化、エアホース、EGジャンパケーブル追加
・屋根上塗装
・別売りの輪芯入り車輪へ交換(フランジも低くなりオススメ!)

くらい。
一次型改造とか東海道仕様とか、いろいろやりたいことはあるけど、まずは素のロクニにしてみました。
まずは、スカート周りからやっつけちゃいましょう。

できればスナップオンでナックルカプラーを付けたかったので、ベストな方法は、KATOカマのスカートごと移植すること。
こんな感じでね。

RIMG0259.JPG

とりあえずEF60のスカートを付けてみたけど、なんか64みたいに見えちゃうね。こりゃだめだ。

なかなかロクニのしゃくれた感じのスカート形状の製品はなく、やむなく製品のスカートを修正する方向で行きます。
スノープロウはこんな感じで、KATOのEF65-0用が使えそうだな。

RIMG0258.JPG

カプラー台座はあとでなんとかするとして、0.3mmのプラ板を切った貼ったしてスカートの形状を調整していきます。

スカートは軟質プラなので接着剤が効かないのですが、まぁガシガシ触る部分でもないし、ということで瞬着で固めながら加工。
余計な部分をヤスリで削りつつ、こんな感じに。

RIMG0258.JPG

問題はカプラー。
取り付け部を自作してKATOカマのカプラー押さえを移植することも考えたけど、なかなかうまくいきませんね(0からのプラ材加工苦手なのよ。。。)
また、二軸貨車用のカプラーマウントとかを利用するアイデア等もやってみたんだけど、どうもイマイチ。
しょうがないので、コストはかかるが確実な「ボディマウントのケーディーカプラー」を導入。
使用したのは、入手しやすいKATOの機関車用のやつね。長シャンクと短シャンクが2個ずつ入ってます。
つか、長シャンクいらねぇ。。。これで1000円以上するのはもったいない。。。どうせDUなんてしないし、今後大量整備するにあたってコスト面での課題は残りますね。
で、これを取り付けるため、スカート裏側に1mm厚のプラ板を3枚重ねて貼り付けて土台とします。

RIMG0008.JPG

超テキトーですw
どうせ見えない部分だからOK!
これに現物合わせでケーディーを位置合わせしつつ、取り付け穴(Φ0.8mm)をあけます。
ケーディーに付いて来たビスは使わず、エコーの1mmネジを使ってネジ止め。
またこの際、スノープロウ(カプラー押さえのピン等を削ったもの)も一緒にネジ止めしちゃいましょう。スノープロウの穴の位置は、カプラー取り付けピンがあった所がちょうどいいみたい。

さらに、スカート周りの加工(EGケーブル、ジャンパケーブル取り付け)も実施しちゃいます。

加工途中のボディと合わせてみると、超いい感じなんですけど!

RIMG0012.JPG

ボディ加工内容は、以下の通り。

誘導員手すり:KATOの手すりASSYでは適合サイズがないので、銀河の2.5mmピッチの手すりを取り付け。
テールライト:0.8mmで穴あけの上(パーツ裏側に、ご丁寧に穴あけガイドが打ってありますw)、ライターで炙って先を丸めた光ファイバーをクリアレッドで塗ったものを差し込んで固定。

RIMG0015.JPG

信号炎管:KATOの機関車用共通ASSY。
ホイッスルカバー:KATO181系用ASSY。

パンタ:60年代〜70年代前半とかの写真を見ると、旧型電機みたいに「台座黒、タスキ銀」というロクニもいたのね。
ということで、新型電機にしてはちょっとレトロな感じに塗装してみました。

屋根上塗装:篠ノ井のカマっぽくしたかったので青塗りのまま。
パンタ下のFRP天井部分のみ着色。色はGMの西武トニーベージュ(FRPモニタも同色に塗装)。
また、モニタ横のダクトから熱風が出る部分のみ、歩み板をスレート色に塗ります。
さらに完成後、艶消しクリアを吹いてウェザリングマスタで軽くサビ色をまぶしました。

RIMG0018.JPG

できた。

RIMG0037.JPGRIMG0035.JPG

この前面窓の傾斜がロクニのチャームポイントなのよねー。

RIMG0039.JPG

加工前と比べるとこんな感じ。

RIMG0040.JPGRIMG0033.JPG

いやー、TOMIXのロクニもまだまだいけるじゃん!
この勢いでパパ1次型作っちゃうぞー!

・・・しかし、この加工をあと何台もやるのはけっこうホネだなぁ。。。(特にスカートの成型がめんどいのよね)
早く決定版を出してくださーい!KATO/TOMIXさん!(マイクロは却下!)

コメント»

1. ミズ - 2010/04/27

むきさん、今晩は。
ロクニいいですね!ロクサンよりデッキ付きELを連想してしまうのは、国鉄オールドファンだからでしょうか。
C+Cの動輪はむきさんが以前行っていたEF15やEF16が予告編で、年内にKATOから発売!ってなシナリオだったら、絶対買っちゃいます!!

2. むき - 2010/05/13

おわ、すすすすすみませんコメいただいたのに気づいてませんでした!!
なんか最近Twitterばっかで、こちらは放置モードになっていたもので、すみません。

今週末のホビーショウでKATOあたりからロクニが出たら・・・と期待していたのですが、隠し玉はなんとDD54。。。
そうか、まずはDE10の下回り(あの小径動輪メカニズム)の流用から来たのですね。
うーん、こりゃロクニよりも先に、しかかり中のDD54を完成させねば。。。

3. へんなおじさん - 2010/07/01

てかロクニの完成写真見て電気走ったw
マジ雰囲気出てますね。めちゃくちゃうまいっす!

4. むき - 2010/07/01

お褒めの言葉、ありがとうございまッす!
TOMIXのロクニ、なにげにいいスタイルしてるんですよー。ちょっといじるだけで化けます。

ウチには大量に在庫あるので、全車に今回と同じような加工をしようと思ったのですが、割と手間かかるんで、案の定2両目以降に着手できていません。。。

5. toseibom - 2010/10/05

す、すごいです。自分も今EF62の追加工をしていますが、感激しました。とくにテールライトのリアルさは銀河モデルの仕上がりを超越して本当に光りそうです。

6. むき - 2010/10/06

お褒めの言葉、ありがとうございます〜。

テールライトに炙り光ファイバーを入れる、というのは、その昔、TOMIXの客車にテールライトレンズが入っていなかった頃(当然点灯もしなかったw)、Nゲージマガジンかなんかに載ってたアイデアかと思います。

一応光ファイバなんで、光源をなんとかすれば光らせることも簡単です。
機関車内部に余裕があれば、反対側のヘッドライトからファイバを回して光らせることもできるんですけどね。Nじゃ難しいか。

toseibomさんの作例も見てみたいっす!

7. toseibom - 2010/10/06

実は自分は今年の6月に生まれて初めてエアブラシを買って、これまた初めて完成品をいじくりだした加工初心者です。投げ出さないように、自分を鼓舞する意味でブログに残しながら62の加工をしています。(父の従兄が昔信越線で62の運転をしていたそうなので、自分にとっては身近な機関車です。)いろんな方の作例を見ながら挑戦していますが先日、むきさんのサイトにたどりつき、仰天しました。銀河のテールを組んで、63や64と並べたのですが、目玉みたいにテールレンズが目だってしまいました。単機で見れば気にならないので納得していましたが、むきさん加工の62のテール部分の美しさに、見つけた瞬間思わず「まじ、これ?」と声がでてしまいました。自分はエアブラシでの仕上がりが実物では気にならないのですが、写真に撮るとざらつきが目立ってしまい悩んでます。
初心者なのできれいな仕上がりではありませんが、url入れときましたので時間があればご覧ください。

8. むき - 2010/10/07

>toseiobmさん

長文コメントありがとうございます!
そして、早速サイト見せてもらいました!

完成品いじりはじめて間もないのに、かなりいい線行ってるじゃないですか!
ナンバー埋めとか、解放テコや手すりの自作とか。。。面倒くさがりやの僕にはとてもできませんよ〜。
しかもエアブラシなんてすごい道具を使ってらっしゃる!僕なんて未だに缶スプレーですし。。。ウェザリング用に欲しいんですけどね、エアブラシ。

テールライト、新型電機用ということは、外バメ式のに変更したんですか?
埋め込み型から外バメにすると、かなり近代的な顔つきに。実車だと末期な感じになりますな。
レンズの赤っぽさが目立っちゃう場合は、ほんのちょっと黒を混ぜたクリアレッドを乗せると、落ち着くかもしれません。

あと、艶有の塗料を吹くと艶消しになっちゃう現象は、おそらくスプレーガンと車輌の間隔が広すぎるか、または湿度の高い日に吹いてるかどちらかでしょうね。
夏の雨の日とかに吹くと、艶消しを通り越して白カブリになっちゃうこと、よくありますしw

それにしても、親戚に62の運転をされてる方がいたなんて、なんかちょっとうらやましい。
あの強烈なブロアー音、3軸台車の独特なレール通過音、もう聞けないんですもんね。。。

ともあれ、今後はブログの方もチェックさせていただきますよ〜。
よろしくお願いしますね!

9. toseibom - 2010/10/07

こんばんは
アドバイス本当にありがとうございます。ガンと対象物の距離、いろいろやってみます。

自分はあのウエザリングはエアブラシしかあり得ないと思っていたのですが違うんですか?

10. むき - 2010/10/08

>toseibomさん

うちのウェザリングは、
・気動車の排気汚れ系・・・ガンダムマーカーのスミ入れペン(ふき取りタイプ)+艶消しクリア(屋根の場合)+ウェザリングマスタ
・パンタグラフ周りの鉄粉汚れ系・・・艶消しクリア+ウェザリングマスタ

です。
ウェザリングマスタってのは、タミヤの製品で、こんなやつ。
http://www.tamiya.com/japan/products/87080weathering/index.htm
3色入りのパクトタイプで、付属のスポンジでこすりつけます。僕がよく使うのは、スス汚れと赤サビのやつですね。
(黒貨車のウェザリングには意外に「雪」が使えます)

いわゆるパステル系の素材より定着がいい(艶消しクリアを吹いてからだとさらに食いつく)んで、愛用してます。
とはいえ、手で不用意に触ったりすると指紋の跡がついちゃったりして凹みますが。。。
(まぁ最悪、中性洗剤でゴシゴシ洗えばだいたい落ちるんで、気楽なもんですけどね)

周りも汚さず、TV見ながらとかでもできるんで、オススメですよ!

11. toseibom - 2010/10/09

いやぁ、すごく便利な道具があるんですね。化粧品みたいですが、オートバイのチタンマフラーの仕上げ用なんかもあるんですね。自分はこの道具を試したことがないのでわからないですが、むきさんのような仕上げを得るには相当の経験が必要だと感じています。むきさんの作品はどれを見ても車両の全体感がとても美しいんです。追加した加工が実車の自然なチャームポイントを確実に把握していて、仕上がりも美しいので加工に違和感がないです。加工技術さえ脱帽ですが、本当に実車をよくご覧になっていらっしゃると思います。ユーロライナーの実車と模型の違和感を感じて、その原因をきちんと見抜いている点に、ああ自分もまだ実車と現状の模型の比較が足りないなと気付きました。むきさんの情報は本当に勉強になってとても面白いです。