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ジャンク再生&ウェザリング祭り(グリーンマックス キハ45) 2008/08/19

Posted by むき in : Railways, Models, DC , trackback

先日、そのキットのデキのよさに感激したGMのキハ23。
マイクロから完成品が出てるとしても、こっちは「作る愉しみ」だからねー、と追加装備しちゃいました。
今回装備したのは、同系列ボディを持つ片運転台車のキハ45(首都圏色)。
キハ20系とキハ40系の間の中途半端な形状、ちょっと頼りない表情がいいんだよねぇ。
キハ23は最近再生産されたし、中古市場でも手付かずキットをよく見るんだけど、こいつはだいぶ再生産されてないみたいで、あまり見ません。
ということで某オークションにて、2両セット、組立済のジャンクを購入です。

さて、人が組んだ/ディティールアップした作品を見るのって楽しいよね。
お、こんなところまで手抜きせずに色入れ&ディティールが!実車考証スゴス!という大当たりな作品もあれば、
車体を四角に組むことすらできてなかったり、接着剤のはみ出しや、マスキングがトホホだったり、インレタが間違いまくりだったり、なぜか台車が違ってたりとかのハズレなものまであって。

で、今回の仕入れ品は、後者でしたorz

まず、ハコを開けて「クサッ!」
全体に漂うヤニ臭とヤニ汚れ!
中古でもたま〜にあるけど、この匂いがまずダメ(元スモーカーなのでタバコ自体は嫌いじゃないが、モノに染み付いた匂いはちょっとムリ)。
窓ガラスが曇って向こう側が見えないのはヤニだろうなぁ・・・いったいどこに飾ってあったんですか?

ボディはそもそも塗装済なので塗装に関する問題はないにしても、窓ガラスが一部曇ってる。
こ、これはもしや。。。あなた瞬間接着剤で窓セル入れましたね??

クリアパーツに瞬着使っちゃだめってのはセオリーだろ。。。
そういう基礎知識なしにプラキット作っちゃダメだってば。
溶剤系(高粘度、低粘度)、瞬間系、ゴム系、エポキシ系、水性系(木工用とか)、それぞれの特徴を知った上で使い分けないと。。。

閑話休題。

その他、床板がご丁寧に黒塗装(気動車はグレーが正解。手抜きするなら成型色を利用して無塗装でもOK)だったり、エンジンの取り付け位置が全然違ってたり、実車に対する愛(知識)が全然感じられない仕上がり。。。
しかも俺のキライな列車無線アンテナは、屋根板に穴開け、これでもかと瞬着でベタリと。。。orz
インレタは車番のみ。せっかく付属してるんだから、所属表記やエンド表記も入れたらいいのに(ま、残りを付けてくれたから、ヘタに貼ってあるよりいいけど)。

というトホホな作品だったんだけど、この作品の救いどころは、接着箇所がすべて瞬間接着剤で止めてあるってこと。
プラを溶かしてくっ付ける溶剤系の接着剤とは異なり、瞬間接着剤は、接着剤自体が固化することで部品同士を固定する&接着力はそれほど強くないので、念入りに接着さえされてなければ、結構簡単にバラせるのです。

ということで、精密マイナスドライバーと平刃のデザインナイフを駆使し、バリバリと分解作業。
いやー、ベンチレータから窓ガラス、床下機器まで全部引っ剥がしましたわ。

まずは、バラした部品を1週間ほど風通しのいい場所に放置し、ヤニ臭をあらかた飛ばします(ケース自体もヤニで黄色く、悪臭の元になってたので迷わず廃棄)。

次。
ボディは、中性洗剤+歯ブラシで念入りに洗ってヤニを落としたあと、改めてフルレタリング。
ただ、結構塗膜が弱くて、凸部分の塗装がハゲてる部分もあったので、GM朱色5号(間違って朱色4号を使わないように!)でタッチアップしてから、半艶クリアを吹いてます。
また、もちろん細部の塗装なんてされてるわけもないので、丁寧に色入れ、と。
ボディがタラコ一色なので、ドアステップ、ドアノブにシルバーを入れるだけでだいぶ見栄えよくなりますね。

ヤニであまりに汚い窓は、スペアをアキバGMストアにて補充・・・しようと思ったらガラスパーツ1枚500円以上という特別価格にあきらめました(バラ売りしてくれるだけありがたいんだが)。
このヤニだらけの窓ガラス、どうしてくれようかとしばらく思案した結果、サッシの銀色表現が落ちるのを覚悟で「キッチンハイター」(いわゆる台所用漂白剤)にしばらく浸け置き+歯ブラシでゴシゴシやってみたところ、見違えるようにピカピカに。やった!
Hゴムのグレーは多少薄くなったけど、サッシのホットスタンプもそれほど落ちず、いい感じかも。
それでも落ちない瞬着の曇りは、綿棒にコンパウンドをつけ、キコキコ磨いて再利用〜っと。
ちなみにキハ23の時は、ガラスは何の問題もなくパチパチボディにはまったんだけど、こいつは全然カタいです。
とりあえずサッシ2枚程度に切り分け、ピンセットの尻とかを使って押し込んでバチッとハメる感じ。
特に客ドアの窓、キツすぎ。実際ちゃんとはまり切れなかった・・・。

屋根は列車無線アンテナを取っ払って下地処理>ベンチレータと分けて塗装。
屋根の色は毎回悩むところなんだけど、今回は試験的に、クレオスのJ117、「RLM76ライトブルー」を採用してみました。
・・・うーん、名前にもあるけど、結構青味がかってるなぁ。
でも、首都圏色のボディと合わせると、意外とアリかも。明灰白色はちょっと白っぽすぎるし。
ただ、ベンチレータを明灰白色にしたところ、ちょっと色調が合わないかも。
まぁ、何事も経験ってことで(缶スプレーのキャップの色ってホント役に立たないよね〜)。
あ、ちなみに排気管はディティールのみなので、真ん中をドリルで貫通しときます(0.7mm)。

床下機器はエンジン位置修正の上、グレー(タミヤTS81 ロイヤルライトグレイ)に再塗装。そんで同時に室内も同色で塗装。
このグレーは、余分な色(青や緑)が入っていない「灰色」という感じ。
明灰白色より明度、彩度を落とした感じで、結構使い道広そうです。
そういえば、トイレの仕切りが間違って接着されてたんで、これもメキッと引っ剥がして修正。

ここまでやって、多少見栄えよくなったかなぁ。

・・・というか、バラして手直しした手間を考えると、コレ明らかにキットをイチから組んだ方が早かったね。
無駄な工数を使ってしまった。。。
まぁでも、あれだけひどいコンディションからここまで救い出してあげたってことで、「GJ俺!」的な、別な意味での満足感はあったかもしれん。

さぁ、あとは楽しい仕上げ作業。
まずは、ガンダムマーカー(グレー)で軽くスミ入れ。
これをやるのとやらんのでは全然雰囲気が変わります。特にドア周りと正面のテールランプ、タイフォンあたりはマスト。

今回はさらに、初導入のタミヤのウェザリングマスターを使って追加ウェザリングを。
このアイテム、前から模型売場で気になる存在だったんだけど、排気口の汚れを再現したくて導入です。
モノとしては、まんま化粧品!ファンデやアイシャドウのパクトがそのまんまウェザリング用塗料になったイメージ。
んで、ウレタンのチップにこの半練り状態の塗料をつけ、モデルにこすり付けるという塩梅。

コレ、最初は「汚れすぎるんじゃないか?」とちょっと心配だったけど、全然いけますね。
今回はスス汚れがメインということで、Bセット(スス、オイル汚れ系の色)を使ったんだけど、ススとオイルの色を両方チップに付けて、排気口周辺に軽くこすっていくと、あら不思議!油っこいスス汚れがそこに!
濃淡、範囲も自由自在ですね。すごいよタミヤ。

なるほど、使いやすいしニュアンスも出しやすいってのはわかった。
しかし、もう一点気になっていたのがその「定着性」。
以前、ブルトレの電源車にパステル粉でウェザリングをやったことがあったんだけど、筆でパステル粉をまぶす分にはかなりリアルになるんだけど、その後触ると「落ちる」!
しかも、指で触った部分だけ指紋っぽく落ちちゃったりして、クリアでコートしないと全然ダメな雰囲気でした。

で、このウェザリングマスタに関して言うと、定着性もかなり高いかも。
確かに、意図的に指でゴシゴシこすると落ちる(色味が薄まる程度)けど、ケースからの出し入れやレールに乗せる程度の触れっぷりでは全然問題なし。
これは常用決定ですな。
今度は電機の屋根上用に赤サビのCセットを買って来ようっと。客車や電車の屋根上、床下にもガシガシ使えそう。
ちなみに、凸凹ディティールにこすり付けてると、チップのウレタンはけっこうすぐにボロボロになっちゃいます。
スペアはタミヤ純正でもいいけど、100均の化粧品用のモノを買ってくるのがよさげ。

あー、それにしても楽しいわ。ウェザリング。
調子に乗って、手持ちのキハ達にサクッと汚しを入れて並べてみました。
うーん、気動車基地の排煙臭が立ち込める感じになりますね。やっぱキハは汚してナンボですな。


さて、こんな感じでようやく完成したこのキハ45、まずは水郡線な感じの2連で走らせてみましょうか。
キハ20系、30系、40系、45系全てが在籍し、ゴッタ煮併結で運用されていた水郡線、モデル映えしていいよねぇ。
さて、あとはKATOのキハ30を待つだけか。

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